【第25回】ピアノの取り扱い方法

ご覧いただきありがとうございます。

旭楽器で調律を担当している吉田です😊

 

第25回のスタッフブログはピアノの取り扱い方法を改めてお伝えしたいと思います。ピアノのご購入を検討されている方も参考にしていただければと思います。📚 また、今回のブログはヤマハのピアノ取扱説明書を参考にしています。

〇ピアノの置き場所

ピアノの中で使われる部品は、木材、金属、フェルト、合成樹脂などがあります。これらは温度、湿度によって膨張、収縮しやすい材料となっています。ですから、一日のなかで気温差が激しいと、調律が狂いやすくなったり、鍵盤が動きにくくなったり、他にも様々な不具合が起きてしまうため、お部屋の温度をなるべく一定に保たせることが理想の環境です。🌳

また、埃や多い環境や湿度が高い場所にも注意しましょう。部屋の中に埃が多いと、ピアノの中にまで埃が入ってしまいます。そして、湿気が多いとフェルトなどが膨張して、アクションの動きが悪くなってしまいます。また、弦や金属部分に錆が生じやすくなったり、カビが生えてくることもあります。買取したピアノを整備していて大変だった作業は、カビが生えたピアノのカビ取りです。全てのアクションを外さなければいけなかったこともあり、とても大変でした💦

そして、乾燥しすぎた環境も苦手です。特に冬は暖房を使うので、乾燥しやすい時期でもあります。乾燥しすぎると部品が収縮して、ネジが緩みやすかったリ、弦の保持力が弱まってしまい音が狂いやすくなります。また、ピアノでとても重要な部品である響板が割れてしまうこともあります。

このような状態にならないために、ピアノに適した温度は夏は10℃~20℃、冬が20℃~30℃、湿度は夏が35%~65%、冬が40%~70%だとされています。ですが、私が納品調律などで、簡単にご説明するときは「温度は20℃くらいで、湿度は50%を目安にするといいですよ」とお話ししています。

 

〇ピアノの上や近くに水やアルコールなどを置かないこと

水をこぼしてしまうと、ピアノの機能が悪くなることがあります。ピアノの多くは木材でできているため、水を含むと膨張してしまい、アクションの動きが悪くなってしまいます。また、鍵盤をアルコールで拭いてしまうと、割れてしまうことがあるため、汚れが気になる場合は鍵盤専用のクリーナーを使用することをお勧めします。また硬く絞った柔らかい布で拭きとった後に、乾拭きする方法もあるので、すぐにクリーナーを用意できない場合はこの方法も試してみてください。

 

〇ピアノの中や鍵盤の隙間にものを落とさないように注意すること

ものを落としてしまうと、鍵盤が動かなくなったり、雑音の原因になります。私もピアノを習っていた頃、鍵盤蓋の上に消しゴムを置いていて、アクションの中に消しゴムをよく落としていました。他にも鉛筆やヘアピン、クリップなども落としやすいので気を付けましょう。✎

 

〇調律は定期的に

ピアノはよく弾かれているピアノでも、弾かれていないピアノでも、どんな状態でも音は狂っていきます。ですが定期的な調律と、ピアノが過ごしやすい環境を保っていただければ、音の狂いは少なくなっていきます。🔨 定期的な調律を怠ってしまうと、弦が調律したいピッチに安定するまでに、2、3年ほどかかってしまいます。それまで、音が狂いやすい状態が続いてしまうことになります。また時間が空いて調律をすると、料金も高くなってしまいます。旭楽器では、年数があいて調律をする場合、調律料、出張費にプラスして、調律していない年数1年ごとに1,000円ずつ加算する計算で調律を行っています。さらに、年数があいているピアノはピッチが下がっていることが多いため、何回かに分けて少しずつピッチを上げていって調律をしています。一気にピッチを上げてしまうと、弦がびっくりして、切れてしまうことがあるからです。ですからその分、定期調律より時間がかかってしまいます。時間もお金もかからないようにピアノがいい状態で演奏できるように、定期調律をお勧めします⭐

ピアノ調律のお申し込み URL:ピアノの調律・ピアノ診断│旭楽器|YAMAHA (asahigakki.jp)

最後に、ピアノは湿気が多い環境は苦手だし、乾燥しすぎるのも苦手、難しいですよね😭 ですが、ピアノは人と同じと思っていただければわかりやすいと思います。冬は私たちの肌が乾燥するようになれば、ピアノも乾燥している状態になっていますし、夏は私たちがじめじめしていると感じたら、ピアノも湿気が多い状態になっています。ピアノは決して安いものではありません。これからも、ピアノを長く大切に扱ってあげてください。

 

調律担当・吉田😊

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