[第12回] 調律と絶対音感

ご覧いただきありがとうございます。⭐

旭楽器で調律を担当している吉田です。

 

第12回スタッフブログは、私が調律にお伺いすると、よく質問を受ける「調律は絶対音感がないとできないのか」についてお話していきたいと思います。ちなみに私は、絶対音感は持っていません。

 

まず、絶対音感とは、音を聞いただけで音の高さが分かることです。例えると、日常の音、ドアをノックした音でも音名が分かってしまうことだそうです。😲

 

それでは、調律師はどのように調律をしているのでしょうか?専門的な話になりますが、私たち調律師は音の高さを聴いているのではなく、倍音の唸りを聴いているのです。その唸りが1秒間に何回鳴っているかを聴いて、音を合わせています。

さらに、ピアノは平均律で調律されていることは、ご存じでしたか?平均律はどの調にも違和感なく移調することができるので、調が変わるたびに調律する必要がなくなります。🎹

 

 


倍音→基音のほかに鳴る、整数倍の振動数を持つ音のことです。倍音の含まれ方によって、ピアノの音、トランペットの音、フルートの音などの音色の違いを出すことができます。

平均律→1オクターブの12音を均等に割った音律のことです。


 

ここまでいかがでしたか?もう少し詳しい調律の仕方はお伝えできませんでしたが、興味を持っていただけたら嬉しいです。😊 ピアノを調律するうえで、絶対音感はあるともちろん良いですが、持っていなくても調律はできます。🔨

 

最後に、現在機械化が進んでいく中、調律は人の手でしかできない仕事の一つです。調律は奥が深く、私もまだまだ勉強が必要です。👀さらに、調律師によっても鍵盤のたたき方、調律ハンマーの動かし方、音の聴き方などの違いによって、調律した後の音が違ってきます。面白いですね。⭐

旭楽器には、経験の積んだ調律師が在籍しているため、ぜひ、調律のご依頼お待ちしております!

 

旭楽器 吉田😊

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