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【第34回】ハイブリッドピアノについて
ご覧いただきありがとうございます。 旭楽器で調律を担当している吉田です🌟 今回のブログはアコースティックピアノに電子機能が付いた、ハイブリッドピアノについてご紹介させていただきたいと思います。 注意⚠ ヤマハのハイブリッドは改良され続けているため、ご覧いただいた時点で古い情報となっている場合がございます。また、すでにお持ちの方はご紹介する機能が備わっていない場合がございます。ご了承ください。 ※アコースティックピアノは電子機器がついていない、アップライトピアノ・グランドピアノのことです。 ヤマハには4種類 ☆Silent piano (サイレントピアノ) ☆Disklavier (ディスクラビア) ☆Trans acoustic (トランスアコースティック) ・AVANT GRAND (アバングランド)があります。 ちなみに☆はヘッドフォンを使って練習もできますし、生のピアノだけでも弾くことができるので、普通のピアノと同じように調律が必要です。 最初にご紹介するSilent piano(サイレントピアノ)はアコースティックピアノに消音機能が付いたピアノです🎵 特徴をご紹介します! ・ヘッドフォンを付けて消音で演奏を楽しむことができます。 ・USBを使って自分の演奏を録音することができます。 ・打楽器などのリズムが内蔵されていて、伴奏を付けながら演奏することができます。 ・「スマートピアニスト」というアプリに繋げれば、画面上で簡単に操作することができます。 ・約25個の音色を楽しむことができます。 詳しく知りたい方はヤマハホームページをご覧ください📚 URL ヤマハ | SILENT Piano™ (サイレントピアノ) (yamaha.com) 次はTrans acoustic (トランスアコースティック)です。このピアノは音量調節機能と響板加振(トランスデューサー)がついたピアノです🎵 ピアノの響板に加振機がついていて、ピアノ全体が共鳴します。ピアノ全体がスピーカーの役割をするため、別途スピーカ―を購入する必要がありません。📢 さらに、ヘッドフォンを付けない状態で音量調節をすることができます。ただし、聴こえる音は生のピアノではなく、電子音です。ヘッドフォンを使った消音機能もご利用いただけます。特徴をご紹介します! ・サイレントピアノと同じ機能が付いています。 ・Bluetooth オーディオ接続でYouTubeなどのアプリで音源を流しながら、一緒に演奏することができます。スマホやタブレットに入っている曲を流し、スピーカーとしても使うことができます。 ・音色はCFXとベーゼンドルファー(インペリアル)が内蔵されています。 ちなみにインペリアルとは鍵盤が低音側に9本増えているピアノで全部で97本鍵盤があります。低音側に弦が増えたことで、より豊かな響きを出すことができます🌳 ・ペダルが踏み込まれたタイミングや強さによって変化する倍音を精密に再現する技術が搭載されています。 詳しく知りたい方はヤマハホームページをご覧ください📚 URL ヤマハ | TransAcoustic™ Piano (トランスアコースティックピアノ) (yamaha.com) 次にご紹介するDisklavier (ディスクラビア)はアコースティックピアノに自動演奏機能が付いたピアノです🎵 ホテルなどでよく見かける、弾いている人がいないのに勝手に鍵盤が動いて演奏しているピアノです。🏨 ちなみにDisklavierにはENSPIRE PRO(プロモデル)とENSPIRE ST(スタンダード)がありますが、違いはSTよりPROの方がより高精度な自動演奏を可能にする機能や弱いタッチでの連鎖機能に優れています。ですから、PROは連打機能がより多くできるグランドピアノだけに搭載することができます。 特徴をいくつかご紹介します! ・約500曲ほどの自動演奏を楽しむとができます。さらにヤマハミュージックショップ(オンライン)で曲を購入し自分の好きな曲も聴くことができます。 ・「ENSPIRE Controller」というアプリを使って画面上から操作することができます。 ・別売りのスピーカーをつなぐことで、ヘッドフォンなしで演奏を聴いたり、演奏することができます。 余談ではありますが、自動演奏ピアノにはスマートキーという機能が付いている機種もあります。これは全ての機種に備えているものではないのでご了承ください。この機能は次に弾く鍵盤が少し動き、ガイドしてくれるものです。電子ピアノで言うと、鍵盤が赤くなって次に弾く鍵盤を教えてくれる機能です。また曲を弾いていくと華やかな伴奏を付けてくれる機能もあります。私が研修を受けてこの機能を知った時は「こんな機能があるのか」と驚きました😲 自動演奏ピアノはまだまだご紹介できていない機能もあるので、詳しく知りたい方はヤマハホームページをご覧ください📚 URL ヤマハ | Disklavier™(ディスクラビア) (yamaha.com) 最後はAVANT GRAND(アバングランド)です。このピアノはハンマー以外はアコースティックピアノと同じようなアクションが使われているため、アコースティックピアノと同じようなタッチ感になっています🎵 特徴をご紹介します! ・ヘッドフォンを使用して演奏することができます。 ・音色はCFXとベーゼンドルファー(インペリアル)が内蔵されています。 ・ピアノ音源を左側、右側、中央、奥側で収録することで、より自然な音の聴きながら演奏することができます。 ・鍵盤に触れた時、ペダルを踏む時の微細な振動を表現する技術が搭載されています。 ・USBを使って演奏を録音することができます。 AVANT GRANDは音自体は電子音しか聴こえないので、調律の必要はありません。ただし、アクションはアコースティックピアノと同じような部品なので、調整が必要な場合があります。 詳しく知りたい方はヤマハホームページをご覧ください📚 URL ヤマハ | AvantGrand(アバングランド) (yamaha.com) いかがでしたか?長くなってしまいましたが、ハイブリッドピアノの魅力を少しでもお伝えできたでしょうか?私がご紹介できなかった機能もまだあるので、興味をもった方はぜひ調べてみてください! 旭楽器 調律担当・吉田😊
2024.02.14
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[第33回]「音楽」の語源を知っていますか?
いつもご覧いただきありがとうございます!教室担当の田中です。 突然ですが、春のヤマハCM、みなさまご覧になりましたでしょうか? https://www.youtube.com/watch?v=AwDRx9eCPlM わたしはこのCMを見て、胸が熱くなりました…! 「音楽」って、音を楽しむって意味ではなかったのですね。 音楽の素晴らしさ、尊さが伝わる名CM。よっ、ヤマハ音楽振興会!と思いました。(怒られそう…) こちらの別パターンも、秀逸なCMだと思いました! https://www.youtube.com/watch?v=7h1UTOnlK-g ヤマハ音楽教室はこの春、YAMAHA MUSIC SCHOOLとして生まれ変わります。 その第一歩として、3歳児対象コースとしてこれまで展開してきた「おんがくなかよしコース」が「ぷらいまりー」に、 小学生からの入会コースである「ジュニアスクール」が「プレジュニア」に、この春からそれぞれ変わります。 多くのお子さまにとって、これまで以上に音楽の楽しさや魅力が伝わり、音楽力向上に繋がるカリキュラムが組まれています。 詳しくはヤマハ公式HPにて↓ https://www.yamaha-ongaku.com/music-school/ コロナ禍以降、人々の生活のさまざまな場面にオンライン要素・デジタル要素が急速に浸透したように、ヤマハも時代性を鋭く取り入れて、今だからこそできるレッスン・サービスを提供していきます。 とはいえ、ヤマハ音楽教室や旭楽器がこれまで大事にしてきたリアルレッスンは今後も変わらず大事にして、画面上では決して手に入らない、リアルでしか経験できない感動や達成感を今のお子さまに感じてほしいなと切に願っております! お子さまの習い事をどうしようかお悩みの親御様、どうぞお気軽にヤマハの無料体験レッスンにご参加ください♪ 入会する・しないはさておき(笑)、教室スタッフの田中としましては、この春、ヤマハの上質なレッスンをぜひ親子でお楽しみいただければと思います! 最後までお読みいただきありがとうございました。 田中
2024.02.05
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[第32回]2月から新品アップライトピアノが値上がりします!!
いつもご覧いただきありがとうございます!旭楽器ショップ担当の大川です🌟 お正月気分からなかなか抜け出せず更新がだいぶ空いてしまいました…💦 ご挨拶が大変遅くなりましたが、みなさん本年もよろしくお願いいたします!! さて、今回は2月から新品アップライトピアノが値上がりするのでお知らせです📣 (なんでも値上がり値上がりで…本当に悲しくなってきますよね😥) 早速ですが、新品アップライトピアノの価格改定の詳細はこちらから☝ご覧ください🎵 こちらに記載はありませんが、ヤマハの新品アップライトピアノのなかでも比較的リーズナブルな価格のbシリーズも 値上がりしてしまうので新品ピアノの購入を考えている方はご確認ください!! ※今回の価格改定はアップライトピアノが対象でグランドピアノは対象外です🎹 なにかご不明点などありましたらお気軽にお問合せください😊 また、旭楽器には中古ピアノも数多く展示しているのでピアノの購入を考えているかたはぜひご来店お待ちしております🎵 Googleフォームでもお問合せなど受け付けていますのでご来店が難しいかたや、ちょっと気になることがある…など なんでもかまいませんのでショップお問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせくださいね🌟 以上、アップライトピアノ価格改定のお知らせでした!! 明日から2月ですね❄冬はまだまだ寒いのでみなさん体調管理にはきをつけて元気に過ごしましょう♪ では、今回はここまでです!最後までご覧いただきありがとうございました🌟 ショップ担当 大川
2024.01.28
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【第31回】調律は音を合わせるだけではない?
ご覧いただきありがとうございます。 旭楽器で調律を担当している吉田です⭐ 皆さん、調律は音を合わせる作業だけではないということをご存じでしたか? 調律は〈音を合わせる〉作業のことを言いますが、アクションなどの中の調整〈整調〉、音色を合わせる〈整音〉、壊れた部品を修理・交換する作業、雑音を取り除く作業、内部清掃などを含めた言い方でもあります。お客様のお家にお伺いした時は、音を合わせる作業だけでなく、アクションの調整をすることもあります。ピアノの状態を見て、必要な調整を行うので短時間で作業する技術力と判断力が欠かせません。 詳しく説明していくと、調律は音を合わせる作業になります。 調律は「ラ(A)」の音を基準に取り、ピッチはA=442Hz、A=440Hzなどに合わせます。昔はA=392Hz、A=415Hzなどのピッチに合わせていましたが、1834年にドイツで行われた国際会議によって、世界標準がA=440Hzに決定されました。今ではA=442Hzに合わせることが主流になってきています。 次に整調とは、鍵盤を押してからハンマーが弦を打つまでに、最小限の力で動きを伝えるためにアクションの調整をすることです。整調の工程は、アップライトピアノで約20工程、グランドピアノでは約30工程あります。作業としては、鍵盤の高さ・深さを揃えたり、ペダルの調整などもあります🔧 そして整音は弦をたたくハンマーに針を刺したり、ヤスリで削ったりして調整します。この作業は調律や整調では合わせられなかった音色を揃える作業です。ハンマーは基本的に針を刺すと音が柔らかくなり、削ると音が硬めになります。針を刺しすぎてしまうと、音がこもったり、詰まったような音になり、削りすぎると、フェルト部分がなくなっていくため、作業がとても難しいです。🐑←(ハンマーは羊毛でできています) 次は部品の修理・交換についてです。買取したピアノの整備をしていると、良く交換する部品があるのでご紹介したいと思います。ただし、私が整備しているピアノはヤマハのアップライトピアノなので、それに限定してお話しします。私がよく交換する部品は、白鍵の前面、バットスプリングコード、マフラーフェルトなどがあります。 白鍵の前面は上面と違って、変色しまうともとには戻らないので交換します。 バットスプリングコードは中古整備だけでなく、お客様のお家でも交換することがよくあります。このコードが切れたままだと、連打機能の妨げになるため交換します。真ん中の左の茶色の紐が交換前で、右の紐が交換した後です。 他にも弦が切れた時に弦を張り替える、張弦があります。 最後に雑音には様々な原因があります。例えば、アクションのネジの緩んでいたり、弦の間にゴミが入っていたリ、ピアノ以外でも、周りの家具などに共鳴していたり、ピアノの裏にカードやボールが落ちていたり... 雑音が鳴る場所も原因も様々なので、探すことが難しいです。 ここまでいかがでしたか?ピアノは音を合わせるだけでは、いい状態にはなりません。しかも、ピアノは気温・湿度などで変化しやすく、いつも同じ状態で保つことが難しいです楽器です。より長く良い状態で使っていただくためには、定期的な調律が必要です。長い間使っていなくて、使えるか不安な方など、ピアノ診断も行っているのでぜひご依頼お待ちしております! 調律・診断URL https://asahigakki.jp/tuning/ そして今年も帯広旭楽器をご愛顧いただきありがとうございました。年末年始、お体に気を付けて来年もよいお年をお過ごしください。🐉 旭楽器 調律担当・吉田😊
2023.12.26
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[第30回]おすすめの中古楽器
いつもご覧いただきありがとうございます🎵旭楽器ショップ担当の北村です😎帯広は雪が少し降り、夜になると道路がスケートリンクのようにツルツルです💧皆さん運転には十分気を付けましょう! さて第30回目のブログは『おすすめの中古楽器』です。今店舗に展示している中古楽器は、電子ピアノ、エレクトーン、ピアノがあります。その中でも私のおすすめ中古楽器を2つ紹介させてください🎹 まずは中古アップライトピアノの『YU11』です✨ ●594,000円(税込) ●2020年製 製番:6513476 ●本体寸法:153(幅)×61(奥行)×121(高さ) ●重量:228kg ヤマハアップライトピアノの現行品で年数も浅く、中古ピアノならではの良い音がなります!とにかくとにかくいい音が鳴ります🎹 譜面台も大きく、ソフトランディング機構で鍵盤蓋がバンっ!と閉まらないのでお子様にも安全です。 是非実際に試弾にいらしてください🎹 YU11詳しい内容はコチラから☝️ お次は中古電子ピアノ『YDP-164R』です✨ ●68,200円(税込) ●2020年製 製番:JCAP01093 ●本体寸法:135.7(幅)×42.2(奥行)×84.9(高さ) ●重量:56kg ●グレードハンマー3鍵盤、象牙調・黒檀調仕上げ ●10音色 ●スピーカー:12㎝×2 ●高低自在椅子付き こちらも年数が浅く、コンパクトですが音と表現力にこだわった電子ピアノです✨ お子様の初めてのレッスン、長く楽しむ趣味をお探しの方など幅広い方におすすめです! では今回のブログはこの辺で…北村的おすすめ中古楽器でした🎹 最後までご覧いただきありがとうございました😊 旭楽器ショップ担当 北村
2023.12.19
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[第27回]クリスマスフェアについて
いつもご覧いただきありがとうございます!旭楽器ショップ担当の大川です🌟 なんと帯広も雪が降り積もりましたね!!一気に冬になった気がして冬の寒さを受け入れる気持ちはまだ追いついてませんが...イベントがたくさんある冬を楽しむ気持ちは万端です🎵 さて、そんなイベントがたくさんある冬ですが旭楽器でもクリスマスフェアという大イベントを行うので本日はそのご紹介です✨ いつものフェアと違い今回のフェアは盛りだくさんな内容となっています🎁 よろしければ最後までぜひご覧ください!! クリスマスフェアのチラシです✨ 日時*12月1日(金)~12月17日(日) 場所*旭楽器店舗 10:00~18:00(月曜定休日) ご成約でもらえる豪華付属品プレゼントについての詳しい説明はこちらから☝ そして今回はクリスマスフェア!ということで、楽器をご成約されたお客様を対象にクリスマスプレゼント抽選会を開催します🎁 1等から4等までささやかではありますがプレゼントをご用意しています😊(※ハズレはありません👏) 大人の方からお子さままできっと喜んでいただけるプレゼントになっていると思います🎵 また、旭楽器は全市連合大売り出し2023参加店です! 楽器のお買い上げ金額3000円ごとにスクラッチくじ1枚配布しているので、今年の運試しにいかがでしょうか✨ そして、なんとヤマハ製の新品アップライトピアノが2月から値上がりすることになりました...💧 新品アップライトピアノの購入を検討されている方は値上がり前の今時期に購入することを強くおすすめします!! 機種によって値上がり率は異なるので希望の機種などがお決まりでしたらお気軽にスタッフにお尋ねください😊 そして、今回のクリスマスフェアに合わせて展示楽器の台数を増やしました🎹 前回のブログでヤマハ電子ピアノPシリーズ『P225』とヤマハ電子ドラムDTX6シリーズ『DTX6K2-XFS』の展示情報を公開しましたが、 加えてヤマハ電子ピアノCLP700シリーズ『CLP785』も展示をはじめました!! 大川はCLP785を今回初めて弾いてみたのですが、鍵盤のタッチ感が本物のピアノに限りなく近づいていて なおかつアコースティックピアノの響板と同じスプルース材をスピーカーに使用しているので音の響きが豊かなのがすごく魅力的でした✨ 見た目もほかのCLP700シリーズとは違いアップライトピアノのような形なのでまるで電子ピアノとは思えません🤔 展示を始めたばかりですがCLP785は多くのお客さまに大変ご好評いただいております😊 ぜひこの特典が盛りだくさんでお得なクリスマスフェア中にいかがでしょうか? 大まかではありますがクリスマスフェアの内容でした🎄 こんなに特典が盛りだくさんなフェアは年に1度のクリスマスフェアだけですよ~!! 「今年1年頑張った自分へのご褒美に...」「お子さまのクリスマスプレゼントに...」 ぜひ旭楽器をご利用ください🎵 スタッフ一同サンタさんになった気持ちでお待ちしております🎅🎁 では、今回のブログはここまでです!最後までお付き合いいただきありがとうございました🌟 旭楽器ショップ担当 大川
2023.12.01
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【第25回】ピアノの取り扱い方法
ご覧いただきありがとうございます! 旭楽器で調律を担当している吉田です😊 今回のスタッフブログはピアノの取り扱い方法を改めてお伝えしたいと思います。ピアノのご購入を検討されている方も参考にしていただければと思います。📚 ※今回の内容はヤマハのピアノ取り扱い説明書を参考にしています。 〇ピアノの置き場所 ピアノで使われている部品は、木材、金属、フェルト、合成樹脂などがあります。これらは温度・湿度のよって、膨張・収縮しやすい材料となっています。ですから、一日の中で気温差が激しいと、調律が狂いやすくなったり、鍵盤が動きにくくなったり、他にも様々な不具合が起きてしまうため、お部屋の温度をなるべく一定に保たせることが理想の環境です。🌳 また、埃が多い環境や湿度が高い場所にも注意しましょう。部屋の中に埃が多いと、ピアノの中にも埃が入ってしまいます。また、湿気が多いと、フェルトが膨張して、アクションの動きが悪くなってしまいます。さらに、弦や金属部分に錆が生じやすくなったり、カビが生えてくることもあります。買取したピアノを整備していて大変だった作業は、カビが生えたピアノのカビ取りです。全てのアクションを外さなければいけないため、とても大変でした💦 そして、乾燥しすぎた環境も苦手です。特に冬は暖房を使うので、乾燥しやすい時期でもあります。乾燥しすぎると、部品が収縮して、ネジが緩みやすかったり、弦の保持力が弱まってしまい、音が狂いやすくなります。また、ピアノでとても重要な部品である響板が割れてしまうこともあります。 このような状態にならないために、ピアノに適した温度は夏は10℃~20℃、冬が20℃~30℃、湿度は夏が35%~65%、冬が40%~70%だとされています。ですが、私が納品調律などで簡単にご説明するときは「温度は20℃くらいで、湿度は50%を目安にするといいですよ」とお話ししています。 〇ピアノの上や近くに水やアルコールなどを置かないこと 水をこぼしてしまうと、ピアノの機能が悪くなることがあります。ピアノの多くは木材でできているため、水を含むと膨張してしまい、アクションの動きが悪くなってしまいます。また、鍵盤をアルコールで拭いてしまうと、割れてしまうことがあるため、汚れが気になる場合は、鍵盤専用のクリーナーを使用してください。また、硬く絞った柔らかい布で拭きとった後に、乾拭きする方法もあるので、すぐにクリーナーをご用意できない場合はこの方法も試してみてください。 〇ピアノの中や鍵盤の隙間に物を落とさないように注意すること 物を落としてしまうと、鍵盤が動かなくなったり、雑音の原因になります。私もピアノを習っていた頃、鍵盤蓋の上に消しゴムを置いて、ピアノの中に消しゴムをよく落としていました。他にも鉛筆やヘアピン、クリップなども落としやすいので気を付けましょう。 〇調律は定期的に ピアノはよく弾かれているピアノでも、弾かれていないピアノでも、どんな状態であっても音は狂っていきます。ですが定期的な調律と、ピアノが過ごしやすい環境を保っていただければ、音の狂いは少なくなってきます。🔨 定期的な調律を怠ってしまうと、弦が正しいピッチに安定するまで、2、3、年ほどかかってしまいます。それまで、音が狂いやすい状態が続いてしまうことになります。また時間が空いて調律をすると、料金も高くなってしまいます。旭楽器では、年数が空いて調律する場合、調律料、出張料にプラスして、調律していない年数ごとに、1,500円ずつ加算する計算で調律を行っています。さらに、年数が空いているピアノはピッチが下がっていることが多いため、何回かに分けて少しずつピッチを上げて調律をしています。一気にピッチを上げてしまうと、弦がぴっくりして、切れてしまうことがあるからです。ですからその分、定期調律より時間がかかってしまいます。時間もお金もかからないようにピアノが良い状態で演奏ができるように、定期調律をお勧めします⭐ ピアノ調律のお申込み URL:ピアノ調律・診断 | 旭楽器 | 帯広・十勝管内のピアノ教室・音楽教室・楽器販売店 (asahigakki.jp) 最後に、ピアノは湿気が多い環境は苦手だし、乾燥しすぎるのも苦手、難しいですよね😭ですが、ピアノは人と同じだと思っていただければわかり易いと思います。冬は私たちの肌が乾燥するようになれば、ピアノも乾燥している状態になっていますし、夏は私たちが、じめじめしていると感じたら、ピアノも湿気が多い状態になっています。ピアノは決して安いものではありません。これからも、ピアノを長く大切に扱ってあげてください。 旭楽器調律担当・吉田😊
2023.11.15
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[第22回]新品ピアノと中古ピアノの違い
いつもご覧いただきありがとうございます!旭楽器ショップ担当の大川です🌟 最近は紅葉が進み会社周辺の木々も鮮やかに彩られていて、とてもわくわくします🍂 個人的なお話ですが、秋がいちばん大好きなのできれいな紅葉を見て嬉しくなりつつ一瞬で散り枯れ葉が舞ってる様子を見ると儚い気持ちにもなります😢 さて、本日はお客さまよりよくご質問いただく“新品ピアノと中古ピアノの違い”についてお話させていただきます☝️ よくお客さまより「新品ピアノと中古ピアノってどちらがオススメですか?」とご質問いただきます。 正直なところ、お客さま一人一人によって状況やご予算などの事情は異なるので一概にお答えは難しいです。 ですので、それぞれのメリット・デメリットをご理解いただいたうえで一緒にピアノ選びができたらなと思っていますのでぜひご参考ください🌟 まず、新品ピアノについてのご紹介です🎹 なんといっても新品ピアノは“誰も弾いてないまっさらな状態”というのが一番のメリットですよね! 外装内装がきれいな状態なのはもちろんのこと、音やタッチ感の癖もついていないのでたくさん弾きこむことで自分で音やタッチ感を育てていけるというのは最大のメリットだと思います✨ しかし、中古ピアノと違い誰も弾いていないということは、中古ピアノと比べると若干音色がおとなしく感じたり音色が安定しないと感じる場合もあります💦(弾きこむことで改善されていきます!) あとは、大きな違いとしては価格です。 中古ピアノですと機種にもよりますが大体30万円代が多いですが、新品ピアノですとスタンダードなアップライトピアノで約80万~となります。(※bシリーズは海外製のため約50万~) こうみると結構価格に差がありますよね🤔 ちなみに新品でも比較的お安くお求めいただけるbシリーズについてはこちらをご覧ください☝️ お次は中古ピアノのご紹介です🎹 実は旭楽器は新品ピアノよりも中古ピアノのほうが種類豊富に展示しているんですよ~! まずは中古ピアノは新品ピアノに比べて程よく弾きこまれているものが多いため音が響きやすくタッチ感も弾きやすく感じます✨ 新品ピアノと中古ピアノを弾く比べてみるとその差は歴然です! また、中古ピアノですと当時の高級機種が比較的お手頃価格で購入できるのも魅力的ですよね☝️ 現行品の中古ピアノですと若干価格は上がってしまいますが、旭楽器に展示している中古ピアノは大体30万円代が多いです! また、中古ピアノだと外装内装の状態が悪いのでは...?と心配される方もいらっしゃるかと思いますが、 旭楽器には7名もの調律師が在籍しており、1台1台高い技術力で整備・調律を行っているのでご安心ください😊 外装の傷などもよく目を凝らさないと気づきません🤔内装に限ってはこれって中古...?と思ってしまうほどきれいな状態に仕上げられているので、職人技ってすごいなあとつくづく実感します😲 ↓簡単にまとめてみるとこのようになります↓ 中古ピアノ新品ピアノ価格帯30万円~40万円代が多い。80万円代~。(※bシリーズは50万円代~)音・響き長く弾きこまれているため音が響きやすく感じる落ち着いた音で弾きこむことで音色が安定するタッチ感弾きこまれている分弾きやすく感じる自分のタッチ感を育てていける 簡単ではありますが、中古ピアノと新品ピアノの違いはお分かりいただけましたでしょうか? どちらもメリット・デメリットを理解したうえでピアノを選ぶ際の参考にしていただけたらなと思います😊 現在旭楽器には、中古ピアノ・新品ピアノどちらも展示してあるので是非弾き比べて違いを実感していただけると嬉しいです🎵 中古も1台1台全く違う音や響き、タッチ感が異なるのでたくさん試弾しにいらしてください✨(たくさんピアノを試弾してくれたお子さまはプレゼントがもらえるかも...!) では、最後までお付き合いいただきありがとうございました!旭楽器の紅葉の写真でさようなら🍂 旭楽器ショップ担当 大川
2023.10.27
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[第20回]楽譜新刊のお知らせ
いつもご覧いただきありがとうございます🎵旭楽器ショップ担当の北村です😎 3か月前に始まったこのスタッフブログも20回目となりました。記念すべき20回目のスタッフブログはまさかの『楽譜新刊のお知らせ』です😂(笑)せっかくの20回目なので最後にはスタッフの写真を載せようかと思うので最後までお付き合いください! 旭楽器店舗ショップには新刊コーナーの棚を作っています。現在おすすめの新刊をご紹介します😎 ●ピアノ指導者お役立ちレッスン手帳2024【マンスリー&ウィークリー】 先生向けへの新刊案内になってしまいますが…毎年この時期に人気で、ピアノ指導者へのアンケートをもとに開発した指導者専用手帳だそうです!カレンダータイプのマンスリーページとバーチカルタイプのウィークリーページがあり、たっぷり書き込める✍️ご自身のスケジュール管理や、翌週のレッスンに必要なことをメモしておくなど、幅広くご活用いただけます✨ 取り外して使える「レッスン予定表」最大で108人まで管理できる「生徒情報」や「年齢早見表」など、教室管理に便利な内容になっています🎵 表紙は着せ替えできるカバーデザインと、カスタマイズして使えるレッスンカレンダーを無料ダウンロードできますよ✨ ●ピアノ指導者お役立ちレッスン手帳2024スリム【マンスリー】 先ほどの続きこちらはカレンダータイプのスケジュール管理ページと、ノートとして使えるフリーページが多いのが特徴で手軽に持ち運べる薄さが魅力です✨こちらも表紙は無料ダウンロード可能です🎵 ●ヤマハのピアノ 3D Puzzle 組み立てて楽しい、読んで役立つグランドピアノとアップライトピアノの3Dパズル🌟組み立てる3Dパズルと、5人の作曲家のパズルとそれにまつわる学習カードが入っています!・黒いグランドピアノ(CFX)・白いアップライトピアノ・5人の作曲家(シューベルト、チャイコフスキー、ショパン、バッハ、ベートーヴェン)・学習カード・組み立て説明書が入っています🎵 実際に組み立ててみました✨ グランドピアノの譜面台が動いたり光の加減で天板裏に映る弦が再現されていたりとにかく細かく再現されていました👏それにかわいい!お家やレッスン室にあったら目を惹きますよね✨ 人によっては作るのは難しいと思ったりしますが…北村はこういう組み立てたりするのが大好きで楽しかったです✨ 以上新刊のお知らせでした~!最後までご覧いただきありがとうございます😎
2023.10.20
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[第19回]旭楽器音楽教室とは?
皆さんこんにちは!教室担当の田中です。今回のブログでは、旭楽器音楽教室についてお話をさせていただきます。 というのも、よく、「旭楽器とヤマハって同じなの?ちがうの?」というご質問をお客様より頂きます。スタッフ一同、分かりづらくて本当に申し訳ございません…という気持ちでして、今回のブログは、そうした疑問にお答えできる内容にしたいと思います! はじめに結論から申しますと、「旭楽器とヤマハは異なる会社です(支店・本店のような関係性ではございません)。ただ、旭楽器とヤマハは特約店契約を結んでいるため、ヤマハ製の楽器を販売したり、ヤマハが提供しているレッスンやイベントを十勝管内で運営・展開したりしています。それと同時に、旭楽器は十勝帯広の楽器店として、ヤマハ以外の楽器も販売しますし、旭楽器独自のレッスン・発表会・イベントなども並行して運営・展開しております」というお答えになります。 具体的なご説明としまして、まず、わたくしども旭楽器は、ヤマハの特約楽器店として「ヤマハ音楽教室」と「ヤマハ英語教室」を十勝管内で運営・展開しています。 ヤマハ音楽教室とヤマハ英語教室は、ヤマハが長い年月をかけて構築した教育メソッド・レッスンカリキュラムに則り、全国一律の内容で、全国各地の楽器店で展開されています。また、難関といわれるヤマハの講師認定試験を通過し、かつ、ヤマハ直営店またはヤマハ特約店に所属できた講師だけが、ヤマハ音楽教室・ヤマハ英語教室のレッスンをすることができます。ヤマハが子どもたちの成長や多様性を考えに考え抜いて構築し練り上げたパッケージから得られる信頼と安心感がヤマハならではの魅力であり、特長の一つであると私は考えております。 そして今回のお題である旭楽器音楽教室は、前述のヤマハ講師のほかに、幅広いキャリアを積み重ねてこられた講師陣も合わせて、総勢40名以上の講師が所属しており、お客様お一人お一人のニーズに合わせたきめ細かいレッスンをおこなっているという点が、最大の特長だと考えております。 ひとくちに「音楽を習いたい!」と言っても、お客様によってご希望はさまざまですので、お客様が求めるものを最大限実現すべく、多数の講師を擁しながら、コースはピアノ・エレクトーン・ドラム・カホン・バイオリン・大正琴・ゴスペル・シャンソン・大人アンサンブル・シニアリトミックなどなど、多種多様な展開をしております。 また、我が子の習い事として考えている方、大人の趣味として仕事終わりに楽しみたい方、仕事・育児が一段落した方、コンクールに出場してみたい方、大好きな曲をとにかく弾けるようになりたい方、日常のストレスを解消したい方、基礎からみっちり教えてほしい方、音大受験を考えている方、保育士を目指している方など、ここには書ききれないほど多くのご希望をお持ちの生徒さまに通っていただいております。 気になるお月謝、一か月のレッスン回数、一回あたりのレッスン時間は、コースによっては柔軟に選択することもできます。(※固定のコースもあります) 運営している会場は旭センター(本社)、イーストモール会場、ドリームタウン会場、WOW会場、音更会場、芽室会場、鹿追会場と7か所ありますので、お客様のお住まいに近い会場をなるべくご案内できるよう、最大限の配慮をさせていただいております。 なんとなく「旭楽器=ヤマハ=子供向け」というイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、わたくしども旭楽器は老若男女問わず、すべての方々に音楽をお届けしたいという想いで日々活動しております! …と、こんな感じのブログで、皆さまに少しでも伝わったらいいなぁと思いますが、いかがでしょうか?「全然わからない!」という方は、ぜひ旭楽器にお問い合わせくださいませ(笑)! 現在、秋の入会キャンペーンも実施中ですので、どうぞお気軽にご相談くださいませ。最後までお読みいただきありがとうございました! 教室担当・田中
2023.10.19
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[第18回]ピアノを購入する際のよくあるお悩み
いつもご覧いただきありがとうございます!旭楽器ショップ担当の大川です🌟 本日は、ピアノを購入しようか迷っているお客さまよりよくいただくご質問などについて 少しばかりお話しさせていただこうかなと思います☝️ このブログが少しでも皆様の後押しになれればいいなあ、なんて思っておりますのでどうか最後までお付き合いください😊 まず、一言に“ピアノ”といってもピアノにもいくつか種類がありまして、 大きく分けると“電子ピアノかアコースティックピアノ(生ピアノ)か”に分けられます。 詳しい違いについては、第3回スタッフブログで北村が説明しているのでご覧ください✨ [第3回]アップライトピアノと電子ピアノの違いって何? まず、そのご家庭によってお悩みや条件は異なるので一概にこう!とは言い切ることはできませんが、 お家の搬入経路が確保できる、お部屋に置くスペースがある等の条件が揃っているのであれば生ピアノをおすすめします! なぜなら私自身過去にピアノを習っていて、1年目からお家にアップライトピアノ(生ピアノ)がありました。 現在は、趣味程度にと思ってネットで安いキーボードを購入してたまに弾いていますが...やっぱりタッチが全然違います💧 以前、人前で生ピアノを演奏する機会がありその時のリハーサルでタッチが違いすぎて絶望したのは絶対に忘れないと思います🥲 ただ、何がなんでも生ピアノを!と勧めているわけではありません。 旭楽器に勤めてから電子ピアノに初めて触りましたが、すごくびっくりしたのを覚えています。 電子ピアノだからどうせタッチが軽くて音も安っぽいんでしょ?という浅はかな概念が180度ひっくり返りました😂 YAMAHAの電子ピアノってこんなに進化してるんだ、この電子ピアノならお家に生ピアノが置けなくても安心だなと強く思いましたし、それは今でも変わりません😊 生ピアノ、電子ピアノそれぞれに良さがあります✨ では、よくピアノを購入しようか迷っているお客様のよくあるお悩みや不安にお答えしたいと思います! 🔷「こどもが始めたばかりでいきなり生ピアノを買うのはちょっと...」 ⇒始めたばかりは続くかどうかなど不安がたくさんですよね...。ただ、中には始めは電子ピアノを購入してお子さまが大きくなって頑張って続けている姿を見て生ピアノに買い替えるお客さまもたくさんいらっしゃいます! 旭楽器では電子ピアノの買取も行っているのでぜひ機会があればお問合せ下さい♪(※買取できない機種もございます) ピアノ・電子ピアノ買取査定お申込みフォームです🎹 🔷「周りが住宅街でピアノの音が近所迷惑にならないかな...」 ⇒住宅街にお住まいでピアノの音が近所迷惑にならないか心配されている方は電子ピアノはもちろんですが、 生ピアノにも電子ピアノと同じくヘッドホンをつけて演奏できるサイレントピアノもありますのでぜひご相談ください♪ 🔷「たくさんピアノが展示されているけどどれも違いがわからなくて...」 ⇒旭楽器には中古ピアノ~新品ピアノ、電子ピアノと様々なピアノが置いてありますが 正直どれがどんな音がして他と何が違うのか、なんていうのは専門家や楽器に詳しい人でないとわかりません! なのでお店に来る際にはなにも予備知識もなくていいですし、身構えなくて大丈夫です😊 一緒にお話をしながら皆さまが納得するピアノを決めるお手伝いをさせてください🌟 今回のブログはいかがでしたでしょうか? 皆さまの不安やお悩みが少しでも解消されてくれたらうれしいです🎵 そして、ぜひ私たちと一緒に自分に合った最高の1台を見つけましょう✨ では、最後までお付き合いいただきありがとうございました🌟 旭楽器ショップ担当 大川
2023.10.14
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【第17回】ピアノの発展
いつもご愛顧いただきありがとうございます! 旭楽器で調律を担当している吉田です🌟 今回のスタッフブログは、ピアノの発展の歴史についてご紹介させていただきたいと思います! まずはじめに、アップライトピアノとグランドピアノ、どちらが先につくられたかご存じですか? 正解はグランドピアノです!ピアノより前にできた、チェンバロやクラヴィコードの形が原型となっています。ちなみに、グランドピアノとチェンバロの違いをお話しすると、グランドピアノは弦をハンマーで叩くのに対して、チェンバロは小さい爪のようなもので弦をはじいて音を出します。🔨 本題に戻ると、最初のピアノは1709年にクリストフォリによって発明され、clavicembalo col piano e forteという名前が付けられました。ピアノは約300年の歴史を持つ楽器なんです😲 そして、アップライトピアノができたのは1800年で、ホーキンスが完成させました。アップライトピアノはグランドピアノよりコンパクトにできないかと発明されたピアノです。 さらに、1802年にはトーマスラウドが交差弦の特許を取り、四角いピアノの中におさめることができるようになりました。その前までは、下の写真にあるようなジラフ・ピアノというピアノもありました。調律が大変そうですね💦 撮影場所:浜松市楽器博物館 それから外装やアクション、使用される材料・材質などが改善されていき、今の形となっていきました。 また、最初のピアノは54鍵からはじまり、88鍵へと増えていきました。鍵盤の数が増えていく過程で、作曲家の「より音楽の表現の幅を広げたい」という思いにより、ピアノ製作者に依頼し音域が広がっていきました。88鍵から増えない理由は、人間の耳が約20Hzから4,000Hzくらいまでが音程として聴き取りやすいためです。👂 いかがでしたか?意外と知らなかったピアノの発展の歴史を少しでも知っていただけたでしょうか?クラシックなどを演奏するとき、作曲家はどんな生い立ちだったのか、どんな状況で作曲したのかなどを勉強するように、ピアノの歴史も知っていると、演奏表現の幅を広げることができるかもしれませんね🎵 最後までお付き合いいただきありがとうございました。これからも、旭楽器のスタッフブログを楽しみにしていただけると嬉しいです🌟 旭楽器 調律担当・吉田😊
2023.10.13
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[第16回]旭楽器ってどこにあるの?
いつもご覧いただきありがとうございます🎵旭楽器ショップ担当の北村です😎『旭楽器はどこにあるの?』『旭楽器の場所がわかりにくい』とよく皆様からお話をいただきます。まず、旭楽器は北海道の十勝・帯広にあります! 帯広といえば自然やおいしい食べ物👏帯広の有名な食べ物といえば豚丼やスイートポテト、インデアンカレーなどなど…全部おいしいんです!帯広に来た際にはぜひ食べてみてください!そして食べた後は旭楽器に~なんて思ったり…🤭ということで今回は実際に帯広駅から旭楽器店舗まで歩いてみました! 帯広駅南口を出るとこんな風景🖼️ 帯広駅南口から出て少し歩くと右手にとかちプラザが見えます。 とかちプラザはコンサートや各種学会、音楽室や展示会・展覧会、スポーツジムなどがある帯広最大級の施設です。グランドピアノがおいてあるアトリウムやカフェなどもあり、幅広い世代の方が利用されています😊 右手にとかちプラザが見えたら南にまっすぐ進むと道路を挟んで左手に第一病院が見え、さらにまっすぐ進むとローソンも見えてきます。ここまで来たら旭楽器までもうすぐです🎵とにかく帯広駅からひたすら南に進むと右手に旭楽器が見えてくるのでめげずに進んでみてください🤭帯広駅から旭楽器店舗までの道はリスが見れる時もありますよ🐿️ 帯広駅から旭楽器店舗まで歩いて約15分くらいで着きます🎵鍵盤楽器だけではなく、楽譜や小物楽器、雑貨などもあるのでお気軽にお越しください! 旭楽器 ショップ担当・北村
2023.10.07
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[第11回]ヤマハ電子ピアノ『クラビノーバ』の魅力
いつもご覧いただきありがとうございます🎵旭楽器ショップ担当の北村です😎9月に入り秋が近づいてきましたね!食欲の秋!そして食欲の秋!さらに食欲の秋ですね! 各スタッフのブログを見ながら私のブログは堅すぎるのかな~と思いつつ…でも皆さんにヤマハの鍵盤楽器の良さを知ってほしい!その一心で書かせていただいておりますのでお付き合いください🙌 クラビノーバが発売されて40年…歴史あるクラビノーバの魅力について…! クラビノーバ(Clavinova)は、ラテン語で「鍵盤楽器」を意味するClavierと「新しい」を意味するnovaを組み合わせ "新しい鍵盤楽器" というのがクラビノーバの由来だそうです!素敵な由来🥺✨ 現在発売されているクラビノーバにはCLPシリーズ、CSPシリーズ、CVPシリーズと種類がありますが今回はCLP-700シリーズについてお話ししたいと思います🌟 CLP700シリーズは繊細なタッチの変化で奏者の個性を無限の音色に変えて発音。グランドピアノ並みの表現力を備えていて、豊かな演奏を体感できます!CLP700シリーズのなかでも『CLP-735』『CLP-745』『CLP-775』『CLP-785』の4種類あり、それぞれの違いについてご紹介します! ●CLP-735 CLP-735のサイズ、価格はコチラから ●煌びやかな音色のヤマハCFX、木質感のある音色のベーゼンドルファーインペリアルと2つのコンサートグランドピアノの音をサンプリング! ●グランドタッチ-エス™鍵盤(樹脂鍵盤)でグランドピアノの弾き心地を再現 ●USBフラッシュメモリーに録音も可能!演奏録音も手軽で簡単です! ●CLP-745 CLP-745のサイズ、価格はコチラから ●グランドタッチ-エス™鍵盤 木製鍵盤・象牙調・黒檀調仕上げ、エスケープメント付きでピアニッシモからフォルティッシモまで表現し、触り心地までもグランドピアノに近づけています ●2ウェイスピーカーにより、クリアで厚みのあるサウンドに! ●Bluetooth®対応!音楽アプリで楽曲を再生すればクラビノーバのスピーカーで聴いたり、曲に合わせて演奏することができます ●CLP-775 CLP-775のサイズ・価格はコチラから ●「88鍵リニアグレードハンマー」で1鍵1鍵異なるグランドピアノの鍵盤の重みを忠実に再現! ●「GPレスポンスダンパーペダル」でグランドピアノのペダルの踏み心地も再現! ●CLP-775からはタッチセンサーコントロールパネルになっています!パネルを操作するときだけ文字が表示され、操作していないときは表示パネルが消灯するため、演奏に集中することができます ●CLP-785 CLP-785のサイズ・価格はコチラから ●グランドタッチ™鍵盤&クンターウェイトで鍵盤のどの位置を押しても弾きやすい!音色も多彩に変化してよりグランドピアノに近いタッチです ●4つのフォルテピアノの音色を搭載!モーツァルトやショパンが愛した4種類のピアノの音を収録しています ●アコースティックピアノの響板と同じスプルース材をスピーカーに使用しているので音の立ち上がりの良さを実現!とにかくCLP-785はグランドピアノに近い音の広がりを楽しめます(グランドアコースティックイメージングスプルースコーンスピーカーといいます…すごく難しい名前ですよね…😒) CLP-785はほかの機種と違ってアップライトピアノのようなデザインなんです😎 クラビノーバはカラーバリエーションも豊富でお部屋の雰囲気に合わせて色をお選びいただけます! ※CLP-785はブラックウッド、鏡面艶出しのみ 120年以上の歴史を持つピアノメーカーであるヤマハの強みをいかした音とタッチのよさで、「最も本物のピアノに近い電子ピアノ」と評されています。色々なメーカー、機種がある電子ピアノのなかでもヤマハのクラビノーバの良さを皆さんに知っていただければ嬉しいです🎵 最後までご覧いただきありがとうございました🙌 旭楽器 ショップ担当・北村
2023.09.25
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[第14回]ショップには何があるの?③
ご覧いただきありがとうございます♪旭楽器ショップ担当の大川です🌟 さてさて、勝手にシリーズ化させたショップのおおまかな商品紹介ブログも今回でいったん一区切りです! 今回はみんな大好きな雑貨コーナーをご紹介します☝️ ショップには鉛筆や消しゴムなどの文房具類、楽譜を収納・整理するのに便利なファイル、 作曲家や楽器のワンポイントイラストが施されたハンカチなど様々な雑貨を陳列しています♪ 楽器屋ということもあり音符柄やピアノを型取った雑貨がたくさんあって音楽好きにはたまらないですよね🥺 たくさん雑貨がありますが、中でも一番人気な商品はクリップなんです! 普通のクリップよりも横幅が大きくワイドな作りになっているので楽譜をおさえるのに便利なんだとか...😊 そして傘やマグカップなども置いてあったり、ここって楽器屋さんだよね!?と驚くような商品もあったりしますよ🤭 他にも管楽器ストラップも取り扱っています♪ こちらは吹奏楽部に所属している学生に大人気な商品なんです! 立体楽器ストラップと裏に学校名や名前が書けるネームキーホルダーの2種類があります♪ ネームキーホルダーは楽器ケースに飾るとすぐに持ち主がわかるのでおすすめですよ~✨ 管楽器ストラップはお取り寄せになるのでご希望の方はショップスタッフにお声がけください☝️ そして、雑貨商品は自分用に限らずプレゼント用に選ばれる方も多いんです🎁 ラッピングは一つにつき33円(税込み)で承っています! 発表会の記念品の注文もどしどし受け付けておりますのでお電話や店頭にてお問合せください🙌 (大口注文も喜んで承りますよ~🎁!) ※ご希望の方にはカタログギフトをお渡しします♪ ※発表会など期日が決まっている際のご注文は余裕をもって2週間前を目安にご注文ください! 店頭のラインナップはショップスタッフが選んだ商品たちが並んでいるのですが、 正直日々カタログを見て何を新しくラインナップに加えたらいいのか頭を抱えておりまして...😥 もっとこんなのを置いてほしいなどのご要望があればお気軽にお申し付けください😊 皆さまの貴重なお声を参考にできたらなあ、と思っています♪ 以上でショップのおおまかな商品紹介ブログはひとまず終了となります! 少しでも旭楽器のショップの概要が伝わったでしょうか? ただ、やっぱりブログだけでは紹介しきれていないこともたっっっくさんあるので是非一度お店に足を運びにきてください♪ ではでは、最後までお付き合いいただきありがとうございました🌟 旭楽器ショップ担当 大川
2023.09.24
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[第10回]ショップには何があるの?②
ご覧いただきありがとうございます♪旭楽器ショップ担当の大川です🌟このスタッフブログもなんと10回目!各スタッフのブログは楽しめていただけていますか😊? 皆さまに旭楽器の魅力を知ってもらいたい一心で各スタッフがブログを書いていますが、それぞれ個性があって面白いなあと個人的に感じています🎵ぜひ今回のブログも最後までお付き合いください!! さて今回は前回に引き続き旭楽器のショップについてお話していきたいと思います🎹 今回は管楽器類のメンテナンス用品やレッスングッズをご紹介していきますよ~! 旭楽器では、管楽器の展示はしていませんがメンテナンス用品やリードはショップで販売しているんです♪ 個人的なお話になりますが、私は学生時代トロンボーンを吹いていたのでスライドや管の動きが少しでも鈍くなるとそれはそれはすっごくストレスで...(笑) 地元にメンテナンス用品を販売している楽器屋さんが無かったので長期休みの時に連れて行ってもらう楽器屋さんで買いだめをして、という学生時代を送っていたのです😥 旭楽器には写真のように様々なメンテナンス用品が揃っているので部活動で楽器を演奏している人、趣味で楽器を続けている人などたくさんの方にぜひご利用していただきたいです!私の地元にもこんな楽器屋さんがあったらよかったなぁと思うばかりです😊 次に、レッスングッズについて紹介していきます! といってもピアノのレッスンに限らず、普段何かしらの楽器を演奏される方すべてに当てはまる商品なのですが...まずはどんな練習にも欠かせないメトロノーム☝️ よくお客様から「振り子のメトロノームと電子メトロノーム、どっちがいいの?」と質問をいただくのですが、演奏する楽器や環境よってメリットやデメリットは異なります。 振り子メトロノームは、視覚で拍をとらえることができるのでテンポ感がつかみやすく、電子メトロノームに比べて音が聞き取りやすく楽器の音にかき消される心配はありません✨ただ、持ち運びが難しく水平な場所に置いて使用しないと一定なリズムが刻めないというデメリットもあります。 電子メトロノームは、メトロノーム機能だけでなくチューナー機能がついているものも多く持ち運びもしやすいので、管楽器などを演奏される方が使用していることが多いです🌟ですが、楽器によっては電子音が埋もれてしまう可能性も高くテンポの視認性は劣ってしまいます。 それぞれのメリット・デメリットを確認して自分に合ったメトロノームを見つけましょう😊 そして、旭楽器には譜面台も置いているので合唱練習や演奏会などで譜面台が必要になった際はぜひご利用ください🎵いくつか種類もあるのでどの譜面台が自分に合うのかを確かめにぜひご来店ください!! 今回はちょっと長くなってしまいました💧旭楽器のショップにこんなものまであるんだ!という発見につながれば嬉しいです😊次回はショップに置いてある雑貨について紹介していこうと思います! では、最後までお付き合いいただきありがとうございました🐣 旭楽器 大川
2023.09.02
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[第8回]ヤマハアップライトピアノ『bシリーズ』って何?
こんにちは!旭楽器ショップ担当の北村です😎 皆さんヤマハのアップライトピアノにも色々な種類があるのはご存じですか?そのなかでも今回は『bシリーズ』についてお話したいと思います!🎹🌟 実はbシリーズはヤマハインドネシア工場で製造されています。 「海外製だから不安…」とよく耳にしますが、そんなことは全くありません🙌コンパクト!シンプル!お求めやすい価格!が魅力で身近にピアノが楽しめるbシリーズの良いところをご紹介します🎵 bシリーズのここが良い①コンパクトな設計 b113は高さ113㎝、幅149㎝、奥行53㎝とすべてにおいてコンパクトに設計されていて限られたスペースにも最適なコンパクトサイズです。b121はより豊かな音を実現するためにb113よりも少し高い121㎝サイズでデザインされています。 bシリーズのここが良い②豊富なカラーバリエーション 黒(鏡面艶出し塗装) ダークマホガニー(木目調鏡面艶出し塗装) ナチュラルホワイト(鏡面艶出し塗装) カラーバリエーションが豊富でお部屋の雰囲気に合わせてお選びいただけます🫧ダークマホガニーはよく見ると猫足になっているのがかわいいですよね🎵 bシリーズのここがいい③トップサポート採用 ピアノの屋根を開けたところにトップサポートを採用しています。ピアノの屋根を少し開けた状態のままにする仕組みです。演奏者へ音色がはっきり聴こえピアノの音色をより楽しめます🎵 bシリーズのここが良い④ソフトランディング機構 鍵盤近くにあるレバーが鍵盤蓋支えながらゆっくり閉まる構造です。なので鍵盤蓋が急にバタン!と閉まることがないので、小さなお子様にも安心です🙌 などなどbシリーズの良いところは沢山あるんです!旭楽器ではbシリーズの展示・販売をしています😊新品はもちろん、まれに中古のbシリーズも展示しているのでHPや店舗にてご確認ください😊 最後までご覧いただきありがとうございました🙌 旭楽器 ショップ担当・北村
2023.08.26
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[第6回]ショップには何があるの?①
ご覧いただきありがとうございます🎹旭楽器ショップ担当の大川です🌟 突然ですが、みなさんは楽器店といえば何を思い浮かべますか?? 多くの人は「ピアノやギター、管楽器などの楽器類や楽譜を売っているお店」「ピアノってお高いし敷居が高そうで気軽に入りづらい...」などのイメージがあるのではないでしょうか? 正直、私も入社前は楽器店特有の堅い雰囲気のお店なのかな、なんて思っていました💧 ただ、旭楽器はそんなイメージをいい意味で覆すような楽器店なのでこれからのスタッフブログを通して皆さまにご紹介していきたいと思います🌟 さて、第6回スタッフブログはショップの紹介ブログです! 皆さまの疑問やお悩み解決の手助けとなれるよう分かりやすくお話していけたらなと思います🐣 主に旭楽器のショップには ①ピアノやエレクトーンなどの鍵盤楽器や楽譜 ②小物楽器 ③管楽器類のメンテナンス用品やレッスングッズ ④鉛筆やクリップ、ハンカチなどの雑貨 などたくさんの取り扱い商品があります。 (残念ながらギター・管楽器の展示はありませんがお取り寄せは可能です) ①の鍵盤楽器の詳しい説明についてはこれからのスタッフブログにて紹介されると思うので... 今回は②小物楽器について詳しくお話しようと思います! 小物楽器は、リコーダー・鍵盤ハーモニカ・ハーモニカを主に取り扱っており、その付属用品やメンテナンス用品も置いています。 「学校の授業で使う予定だったのにリコーダー無くしちゃった」 「鍵盤ハーモニカのホースだけ変えたい」 「気軽に始められるハーモニカにチャレンジしてみたい!」 そんなときは旭楽器をご利用ください🎵 現在ショップで販売している主なラインナップです。 写真のほかにもオカリナやタンバリンなども置いてあります! (店頭にないものもお取り寄せ可能です!) また、商品の使い方・お手入れ方法・楽譜についてもお問合せいただければショップスタッフが一生懸命お答えいたします😊 今回は小物楽器について紹介させていただきました! 次回は③管楽器類のメンテナンス用品やレッスングッズについてお話しようと思います! では、最後までお読みいただきありがとうございました🎵 旭楽器 大川
2023.08.18
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[第5回]ヤマハ音楽教室がグループレッスンでエレクトーンを使う理由
みなさんこんにちは!旭楽器 教室担当の田中です。 今回のブログではお客様よりご質問いただくことの多い内容についてお話したいと思います。ヤマハ音楽教室に現在通われている方々はもちろん、お子さん・お孫さんの習い事についてこれから考えようかなという方々のお役に立つ記事になっていれば幸いです…! 「ヤマハ音楽教室って、グループレッスンでどうしてエレクトーンを使うの?」 「わが子にはピアノを習わせたいんですけど…」 といったご質問をよく頂きます。そしてそのお気持ち、よく分かります! 最初からわが子にエレクトーンを習わせたいということでしたらなんの問題もありませんが、「音楽(特にピアノ)に触れさせてあげたい&グループレッスンだとお友だちも出来そうだし…」と考えてヤマハ音楽教室の無料体験レッスンに参加することにしたのに、いざ行ってみればエレクトーン…。「ガッカリとまでは言わないけど、なんかイメージと違ったなぁ…」というお声、実際に頂いたことがあります。 はじめに、ヤマハ音楽教室としては、グループレッスンでエレクトーンを使用する理由として、以下の3つを挙げています。 ①多彩な音色で、音のイメージが広がる エレクトーンは色々な楽器の音が出せるので、メロディーに合った音色を考えたり、選んだ音色に合わせた弾き方を工夫したりすることで、より豊かな音楽表現を身につけることができます。この経験は、ひいてはピアノを弾くときにも、さまざまな楽器の音をイメージしながら弾くことに繋がります。 ②持続音が出せるので、ハーモニーを効果的に学ぶことができる エレクトーンで出せる様々な音の中には、持続音(=鍵盤を押している間、音が鳴り続ける音)があります。 ピアノなどの減衰音(=鍵盤を押していても音が徐々に小さくなる音)に比べて、持続音のほうが和音を弾いたときに耳に入ってきやすく、それが、メロディーに合った和音を学ぶ「ハーモニー学習」に役立ちます。 ③音楽を立体的にとらえることができる エレクトーンには手で演奏する上鍵盤・下鍵盤と、足で演奏するペダル鍵盤があります。 それぞれ右手でメロディー、左手でハーモニー(コード・和音)、足でベースというように、全身を使って音楽を表現するため、 感覚的に、音楽を立体的にとらえることができます。 エレクトーンならではのメリットとして、この3つは大変わかりやすいと私も感じます。 ただ、日々、生徒保護者さまの様子を拝見している私としては、以下の理由も付け加えたいところです! 【④】子どもの発育に合った楽器である 諸説ありますが、子どもの骨格が安定するのは6歳前後と言われています。幼児にとってピアノの鍵盤は重たく、サイズも大きく感じますので、指に負担がかかります。もちろん、発育のスピードは人それぞれですので一概には言えませんが、エレクトーンはピアノに比べて鍵盤が軽く負担も少ないので、骨格が安定するまではエレクトーンを使用しつつ、時折ピアノにも親しむというスタイルだと、お子さまの大事な身体にとって無理がなく、安心して音楽と向き合っていけるのではないかと考えています。 【⑤】想像力を育てやすい ヤマハ音楽教室が挙げている理由の①と似ているのですが、以前、とある先生が私にしてくれたお話がとっても印象に残っています。 「田中さん、ピアノはね、ピアノの音しか出せないわけじゃないんですよ。」 当時の私は頭上に?が並んでおり、お恥ずかしながら((いや、ピアノはピアノの音しか出ないんじゃ…))なんて思っておりました。するとその先生は、 「たとえばね、悲しい曲は悲しい音、嬉しい曲は嬉しい音というように、演奏の仕方次第で、ピアノは演奏者の感情を表現することができるんですよ。それも感情だけじゃなくて、たとえば、この曲は中世ヨーロッパの舞踏会の様子をイメージしてバイオリンのように…ダンスのように軽やかに…とか、作曲者がその曲に込めた思いや場面なんかも、ピアノは表現することができるのです。」 「ただ、大人ならともかく、習いたての小さなお子さんがそこまで想像して演奏するというのは、ひょっとしたら難しいのかもしれません。バイオリンのように弾きなさいと言ったって、鳴っているのはピアノの音じゃないかと。そもそもバイオリンがどんな音なのかも知らないと。そこで、小さいうちはエレクトーンで実際にバイオリンの音を出して、直接的に表現するのです。そうすることで、舞踏会に行ったことがなくても舞踏会ってこんな感じなんだなと想像できるでしょう?バイオリンってこういう音なんだなって知ることもできます。そうしたレッスンをふまえてからいざピアノに触れて表現するのと、そうでないのと、子どもにとって、どっちが良いでしょうかね?」 …なんかもう、大変申し訳ございませんでしたと謝りそうになった記憶があります(笑)。と同時に、強烈に感激したことを覚えています。 ヤマハ音楽教室は「適期教育」を掲げていまして、想像力が伸びる時期には想像力が培われるようなレッスンを、音感が身につく時期には音感が身につくようなレッスンを、そして骨格が安定したら演奏力が身につくようなレッスンを…というように、子どもの発育段階に合わせて、無理のないスピードでレッスンが進行していきます。 ひょっとしたら、成長を分かりやすく感じるまでにお時間がかかるかもしれませんが、どうか長い目でお子さまの今を見守っていただき、そして将来の姿にご期待いただければと、教室担当者の私は思っております。 最後までお読みいただき、誠にありがとうございました☺
2023.08.01
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[第3回]アップライトピアノと電子ピアノの違いって何?
ご覧いただきありがとうございます🎵 旭楽器ショップ担当の北村です😊 第3回スタッフブログはピアノを購入する際に気になる[アップライトピアノと電子ピアノの違い]についてお話しようかと思います!どちらを選ぶか悩んでいる方は是非参考にしてみてください😎💫 〇まずは音の出る仕組みについて アップライトピアノ…鍵盤を弾いてハンマーを動かし、弦を叩いて音を鳴らします 電子ピアノ…サンプリングされた音がスピーカーから流れます 〇音色の違いについて アップライトピアノ…弾き手によって音色は異なりますが、豊かな響きで個性のある音色を奏でます 電子ピアノ…メーカーなどによって異なりますが、生ピアノほどの響きは得られません。ただ、電子ピアノにはストリングスやギターなどピアノの音色以外にも様々な音色が搭載されているため、1台でたくさんの音色を楽しめます 〇鍵盤タッチの違いについて アップライトピアノ…鍵盤は重く重厚感があるため、しっかり鍵盤を叩かないと音が出ません 電子ピアノ…メーカーや機種によってタッチ感は異なりますが、生ピアノに比べ鍵盤は軽くなっています。電子ピアノのなかでも、樹脂鍵盤や木製鍵盤など様々な種類があるので弾き比べをして自分に合った電子ピアノが選べます 〇ピアノ本体の大きさ、重さの違いについて アップライトピアノ…大きくて重たいです。YAMAHAのモデルだと幅:147~156㎝ 高さ:121~131㎝ 奥行:60~68㎝ 重さ200~270㎏ なので生ピアノは一度設置すると簡単には移動できません 電子ピアノ…生ピアノほど大きくなく軽めです。電子ピアノは様々な鍵盤数がありますが、アップライトピアノと同じ鍵盤数88鍵のYAMAHAのモデルだと 幅:135~146㎝ 高さ:79~129㎝ 奥行:30~47㎝ 重さ:37~84㎏ 電子ピアノは一度設置しても自力で移動することが可能です 〇メンテナンスの違いについて アップライトピアノ…最低でも年に1回の調律、修理や定期的なメンテナンスが必要です 電子ピアノ…故障しない限り必要はありませんが、部品の取り替えられる期間が決まっているため約8年~15年の寿命だといわれています。調律はありません。 〇価格の違いについて アップライトピアノ…新品:約50万~120万円 中古:約30万~50万円 電子ピアノ…約6万~40万円 比較的リーズナブルですが本格的な演奏を想定し、鍵盤タッチなどにこだわる場合は15万~40万円の電子ピアノを選ぶのがオススメです メリット ・鍵盤が重く重厚感があるので鍵盤を弾く練習がしっかりとできる ・生ピアノの音色を楽しめて、表現力を生かした演奏ができる ・寿命が長く、メンテナンスをすれば一生愛用できる デメリット ・音が響くので夜など気軽に弾けない ・移動させにくい ・定期的な調律やメンテナンスが必要 メリット ・ヘッドホンをつけられるので時間帯を気にせず演奏ができる ・コンパクトで設置しやすく、移動もしやすい ・調律の必要がない デメリット ・アップライトピアノほどの繊細な表現力ができない ・鍵盤のタッチが軽いため本格的な練習には不向き ・寿命が短く長く使うことができない 、、、と、まだまだアップライトピアノと電子ピアノの違いを細かく説明したいところですが、長くなりそうなのでこの辺で失礼します😂 細かく知りたいことがあればいつでも旭楽器スタッフにご相談ください🎵最後までご覧いただきありがとうございました🙌 旭楽器ショップ担当・北村
2023.07.20
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[第1回]旭楽器ってどんな会社?
閲覧いただきありがとうございます。旭楽器の教室担当・田中です! このたび旭楽器スタッフでブログを始めることになりました。皆様よりお寄せいただく疑問にお答えしたり、音楽・楽器について意外と?知られていないことを書き綴ったりしていきたいと思います!不定期連載&書き手も変わっていくことになりますが、どうぞよろしくお願いいたします! 第1回目のテーマは、「旭楽器ってどんな会社?」です。お恥ずかしながら、私自身、入社するまで正直よくわかっていませんでした…!!意外と色々やっていますよ~ということを、宣伝も兼ねてご紹介させていただきます! ①楽器・楽譜・雑貨・楽器お手回り品など、音楽にまつわる商品の販売 ご来店いただいたことのある方ならご存知と思いますが、旭楽器では楽器や楽譜はもちろんのこと、音楽にまつわる雑貨や楽器のお手回り品も取り扱っております!吹奏楽関連のメンテナンスグッズや鍵盤ハーモニカの唄口、鈴などの小中高校で使用するような楽器備品も取り揃えています。音符をあしらったクリアファイルやキーホルダーなど、街中では意外と見かけない雑貨も取り扱っております!また、旭楽器はヤマハ特約楽器店として、十勝管外への楽器供給や公共施設への納入など、一般のお客様以外にも楽器をお届けしています。 ②音楽教室・英語教室の展開、ヤマハ音楽能力検定の実施、ルームレンタル 現在、十勝管内で7会場を展開しています。ヤマハの音楽教室と英語教室を運営しつつ、旭楽器独自のオリジナルコースも展開しています!ピアノ教室やエレクトーン教室のイメージが強いかな~と思いますが、ドラム教室・カホン教室・バイオリン教室・ゴスペル教室・大人のアンサンブル教室・シャンソン教室・大正琴教室なども展開しています。そのほかにも音楽講座・楽典ソルフェージュ講座・作曲講座などなど、音楽を深く追求したい方にご満足いただけるコースもあります。また、ヤマハが定める音楽能力検定(グレード)の十勝地区実施会場でもあります。旭センター限定にはなりますが、通常レッスンのない空き時間でしたらレッスンルームのレンタルもおこなっています。 ③ピアノ調律・修理・点検 旭楽器には7人の調律技術者がいまして、十勝管内にお住まいのご家庭にあるピアノはもちろん、十勝管内のホール、学校、幼保園、公共施設などなど、十勝のピアノを良い状態に保つために頑張らせていただいています!調律だけではなく修理・点検もおこなっています! ④楽器買取 十勝管内で弾かなくなってしまったピアノやエレクトーンの買取をおこなっています!お買取りさせていただいた楽器は、技術者が丹念に整備して、旭楽器の中古楽器として販売しています。ちなみに私はエレクトーンの買取を担当していますが、卒業する生徒さんの楽器が、これから新たに始める小さい生徒さんに受け継がれていく様子は、何とも感慨深い気持ちになります…! ⑤イベント・コンクール・発表会の主催運営や、楽器のレンタル・搬入 旭楽器は、全国・全道展開されているコンクールの十勝地区を担当・運営したり、旭楽器の生徒さんの発表会を催したりしています。商業施設での生徒オンステージ企画なども実施しています。そのほか、エレクトーンや電子ピアノなどの楽器貸出、学校イベントや先生方の発表会お手伝いなど、十勝の音楽文化に寄与できることなら何でもやらせて頂きます! ===== …と書き綴ってきましたが、文章が長くなりすぎているので、そろそろやめておきます…!ほかにも音楽にまつわるお手伝いを日々させていただいていますが、今回のブログで「旭楽器って色々やっているんだね!」と思ってくださる方がいれば幸いでございます。 音楽に関することでお困りのことがあれば、いつでも旭楽器にご相談ください☺ 最後までお読みいただき、ありがとうございました! 旭楽器教室担当・田中
2023.07.08