2023.07.20. thu

[第3回]アップライトピアノと電子ピアノの違いって何?

ご覧いただきありがとうございます🎵 旭楽器ショップ担当の北村です😊


〇まずは音の出る仕組みについて

アップライトピアノ…鍵盤を弾いてハンマーを動かし、弦を叩いて音を鳴らします

電子ピアノ…サンプリングされた音がスピーカーから流れます

〇音色の違いについて

アップライトピアノ…弾き手によって音色は異なりますが、豊かな響きで個性のある音色を奏でます

電子ピアノ…メーカーなどによって異なりますが、生ピアノほどの響きは得られません。ただ、電子ピアノにはストリングスやギターなどピアノの音色以外にも様々な音色が搭載されているため、1台でたくさんの音色を楽しめます

〇鍵盤タッチの違いについて

アップライトピアノ…鍵盤は重く重厚感があるため、しっかり鍵盤を叩かないと音が出ません

電子ピアノ…メーカーや機種によってタッチ感は異なりますが、生ピアノに比べ鍵盤は軽くなっています。電子ピアノのなかでも、樹脂鍵盤や木製鍵盤など様々な種類があるので弾き比べをして自分に合った電子ピアノが選べます

〇ピアノ本体の大きさ、重さの違いについて

アップライトピアノ…大きくて重たいです。YAMAHAのモデルだと幅:147~156㎝ 高さ:121~131㎝ 奥行:60~68㎝ 重さ200~270㎏ なので生ピアノは一度設置すると簡単には移動できません

電子ピアノ…生ピアノほど大きくなく軽めです。電子ピアノは様々な鍵盤数がありますが、アップライトピアノと同じ鍵盤数88鍵のYAMAHAのモデルだと 幅:135~146㎝ 高さ:79~129㎝ 奥行:30~47㎝ 重さ:37~84㎏ 電子ピアノは一度設置しても自力で移動することが可能です

〇メンテナンスの違いについて

アップライトピアノ…最低でも年に1回の調律、修理や定期的なメンテナンスが必要です

電子ピアノ…故障しない限り必要はありませんが、部品の取り替えられる期間が決まっているため約8年~15年の寿命だといわれています。調律はありません。

〇価格の違いについて

アップライトピアノ…新品:約50万~120万円 中古:約30万~50万円

電子ピアノ…約6万~40万円 比較的リーズナブルですが本格的な演奏を想定し、鍵盤タッチなどにこだわる場合は15万~40万円の電子ピアノを選ぶのがオススメです


メリット

・鍵盤が重く重厚感があるので鍵盤を弾く練習がしっかりとできる

・生ピアノの音色を楽しめて、表現力を生かした演奏ができる

・寿命が長く、メンテナンスをすれば一生愛用できる

デメリット

・音が響くので夜など気軽に弾けない

・移動させにくい

・定期的な調律やメンテナンスが必要


メリット

・ヘッドホンをつけられるので時間帯を気にせず演奏ができる

・コンパクトで設置しやすく、移動もしやすい

・調律の必要がない

デメリット

・アップライトピアノほどの繊細な表現力ができない

・鍵盤のタッチが軽いため本格的な練習には不向き

・寿命が短く長く使うことができない

、、、と、まだまだアップライトピアノと電子ピアノの違いを細かく説明したいところですが、長くなりそうなのでこの辺で失礼します😂

細かく知りたいことがあればいつでも旭楽器スタッフにご相談ください🎵最後までご覧いただきありがとうございました🙌

旭楽器ショップ担当・北村