会社概要

私の音楽との出会いは、ヤマハ音楽教室の3歳児らんどが始まりでした。
レッスンに全然参加せず母親にしがみつくだけの、困った甘えん坊だったそうです。
小学生になってからもグループレッスンに通いましたが、グループ内の男子は私一人、しかも私が一番下手でしたのでレッスンに行きたくなくて、送迎してくれていた母をよく困らせていました。
小学校高学年のとき、アイスホッケーに興味を持った私は母にそのことを伝え、ヤマハを退会しました。
アイスホッケーをやりたかった気持ちは本当ですが、ヤマハに通わせてくれていた両親の思いを裏切った後ろめたさと、やっと解放されたという安堵とが入り混じった複雑な気持ちを、今でも覚えています。
高校生になってから友達に誘われバンド活動をしていましたが、五線譜が読めたり歌のハモリパートを鍵盤で弾けたりメロディーをドレミで歌えたり、ヤマハで習ったものが自分の中で根付いていたことに気づきました。こんな自分でも身についていたのかと、当時の自分にとって大変な驚きでした。
バンド活動を通して音楽の楽しさを実感するたび、どうして自分はヤマハを中途半端に辞めてしまったのか、もっと続けておけばよかったと何度も後悔しました。
旭楽器では日々たくさんのお客様、生徒保護者の皆様と関わらせていただいております。
お客様の笑顔、生徒様の演奏に向き合う真剣な表情、そして歓びを分かち合うご家族の皆様のお姿を拝見するたび、音楽や楽器演奏の素晴らしさを実感しています。
人生を豊かにする力、時間を忘れて没頭できる魅力、世代を超えて人と人とを繋ぐ力が音楽にはあります。
私たち旭楽器は、音楽や楽器演奏の素晴らしさをお伝えし、音楽を通して地域の皆様に貢献することが使命であり、最大の歓びです。旭楽器が皆様のお役に立てれば幸いです。

代表取締役　田中陽一郎